【保活問題】自閉っ子ミスケの転園活動体験記(発達障害/自閉症/保育園)

わが息子である自閉っ子ミスケは1歳(0歳児クラス)から保育園に通っています。
そんなミスケももう年中さん。

わが家は2年前に中古戸建てを購入を購入しました。
同じ市内ではあるものの、車で30分くらい離れています。
「引っ越ししたら転園させよーっと」と軽く考えていました。

ただ、その甘い考えはすぐに打ち砕かれることになりました。

  • 発達障害の子がいるなかで引っ越しすることになっちゃった!
  • 今の保育園から転園したいけど発達障害の子を受け入れてくれるところ見つかるかな?
  • 夫(もしくは自分)が転勤族なんだけど今後発達障害の子がいるなかで引っ越しするかもしれない…

上記のような悩みをお持ちの方いらっしゃるんじゃないかなと思います。

今回の記事で自閉っ子の転園の難しさをわが家の転園体験談を通してお伝えしたいと思います。
『転園するには強い気持ちが必要である』ということが具体的な例を通してわかっていただけると思います。

脅しっぽい言い方になってしまいすみません(笑)
これから転園活動をしていく方にとって少しでもお役に立てればと思っています!

目次

【結論】自閉っ子の転園は激ムズ

わが家の自閉っ子ミスケ。
2年前に同じ市内で引っ越しをしました。
よって年少の4月、年中の4月に向けて2年にわたって転園活動をしています。

結論から申し上げますと

まだ転園できていません。

定員が余っている状態でもまったくお呼びがかかりません…
未だに役所からの連絡を待っています(笑)

転園活動のきっかけ

大きなきっかけは引っ越し

冒頭でもお話しした通りわが家は2年前に中古戸建てを購入しました。
同じ市内の引っ越しでしたが、結構距離が離れており車で30分程の距離です。

はじめは結構簡単に考えていて、車があれば余裕!と思っていました。
しかし、毎日片道30分かけて保育園に通うのは、やはりしんどく
転園した方がいいじゃない?!と思うようになりました。

周りから『ミスケに合う保育園にかえたら?』という提案をかなりもらっていた

これは引っ越したから、というわけではないです。
ミスケが通っている保育園はこども園です。
保育内容は結構幼稚園によっていてしっかり教育してくれる園です。
またマンモス園で園児も結構います。

親としてはありがたい限りなんですが、なんせ集団生活が苦手な自閉っ子ミスケ。
集団行動が求められることが多いので、脱走して個室に引きこもる場面がかなりあります。
そのため加配の先生が一対一でついています。

人員の問題があるようで、今の保育園では

  • 早朝時間・夕方のお残り時間は預かれない
  • 春・夏・冬休み期間は預かれない

といったように時間的な制約がかなりあります。

その状況を知っている療育センターや児童発達支援の先生から
「もっとミスケくんに合った”のびのびした”保育園に変えた方がいいんじゃない?」
と言われていました。

そしてわが家で家族会議をした結果、
転園することでミスケも家族も楽になるなら転園するか!と決心したのです。

自閉っ子ミスケの転園活動のすべて

まずわが家の転園活動の方針を決定

転園活動をするにあたっての作戦会議を夫としました。
夫と話し合って決めたのは以下の内容です。

  • 『ミスケのためになる』というポイントを最優先に考えること(入れればどこでもいいはNG)
  • できればあまり制約がない保育園を選ぶ
  • 見つからなければ今の保育園に通い続けることもOKとする

上記を判断軸として保育園を探していきました。

保育園探し

周りの先生にオススメの保育園をヒアリングしてみた

まずは今通っている保育園、児童発達支援に
私が住んでいるエリアでおすすめの保育園を聞きました。

結論としては

公立保育園であれば間違いない。

という助言をいただきました。

理由としては

公立の保育園であれば人員を確保できて私立より人員的に余裕があるから

というものでした。

一応、私立の保育園も探してみた

  • 『〇〇(住んでる市町村名) 障害児 保育園』
  • 『〇〇(住んでる市町村名) インクルーシブ 保育園』

上記でヒットする保育園を探しました。
ただ、ヒットした保育園で通えそうなところは2つ…

もちろんどちらも満員でした!

(ふきだし)だよねー

ということで
わが家は公立保育園を探すことにしました。

いざ見学へ

通える範囲の公立保育園を4つ見学しました。

サポートが必要な子の場合は保育園見学が必須で
基本園長先生などの施設で偉い人と面談する感じになります。
(もし見学をしていない場合、うちの自治体では役所から連絡がきて見学を促されます)

公立保育園ですが、結構園長先生の対応や施設の状況もさまざま。
ミスケが一人になりたくなっても一人になれるスペースや部屋がなかったり
駐車場がなかったり
ミスケの様子を聞いてもあまり興味なさそうだったり…

そのなかで

  • 園長先生の理解もある
  • 施設もミスケが安心できそうなスペースが確保されている
  • 定員も空いている(来年度定員が増える)

そんな園に出会いました。

「公立保育園なので役所が入るかどうか決めるので保障はありませんが、決まったらまた会いましょうね」

と言ってくださり、見学を終えました。

定員に余裕あり。でも落ちる

わが家の希望にそった保育園を見つけ、いざ申し込み。

結果

落ちました。

定員も余裕があったのに…

サポートが必要な子(加配が必要な子)は締め切りがはやいため、
順番としてはサポートが必要な子⇒定型発達の子の順で入園が決まっていきます。

だから定員に余裕があるはずなのに…と思う日々。

役所へ問い合わせてみた

なぜ公立保育園なのに落ちちゃうの…
もうミスケは社会に受け入れてくれるの…

結構落ち込みました。
なので役所へ問い合わせました。

すると、落ちた理由を遠回しに教えてくれました。

わが家が住んでいるエリアでの加配の先生の配置として
サポートが必要な子3人に対して加配の先生1人つけられる
というルールがあるようでした。

どうやらミスケの様子を聞いた園長先生が
この子は3:1で見れる子ではない(1:1で見ないといけない子)ので
うちの園では受け入れられないと判断したようです。

(ふきだし)加配の先生の配置については自治体によると思います。

(ふきだし)だいぶ私見も入ってます

そうか…
公立保育園でも受け入れてくれないことってあるんだな…
ととりあえず空を見上げました…

年度途中の転園について

公立保育園での年度途中の転園はほぼ不可能

これは以前から言われていました。
年度単位で人員配置が行われるため、
現在通園しているサポートが必要な子が退園しない限り転園することは不可能とのことです。

かつ、転園できなかった理由が理由なので今年度の転園は100%あきらめています。

これからの転園活動どうしよう

来年度も転園の申し込みをするかはかなり悩んでいます。

年長1年だけ保育園を移ることがミスケのためになるか疑問に思っているからです。

というのも、環境変化が大の苦手な自閉っ子ミスケ。
通園は大変ですが、慣れた先生・同じクラスの子、
教室で過ごした方がミスケにとって良いのではないかとも思っています。

申し込みまでまだ時間があるので、
これからのミスケの成長の様子を見ながら決める予定です。

転園って大変。それでも保育園に入れたい!

サポートが必要な子供を保育園を転園させることは大変です。

冒頭にお話しした通りミスケも未だに転園できておらず
毎朝片道30分かけて車で送迎しています。

集団生活も経験として必要

未就園児であれば、児童発達支援(療育園)を日中利用することも考えたと思います。
今でも、万が一保育園を退園しないといけなくなったら
児童発達支援に一旦通うと思います。
先生も多いので手厚く、ミスケにとっては居心地が良いと思います。

ただ、児童発達支援は1日の利用人数に宣言があり10名まで。
『集団生活を学ぶ』という点では物足りなさを感じています。
ミスケは集団生活が苦手なので、少しの時間でも集団生活に慣れてほしいと思っています。

その思いもあり、人数の多い保育園にできれば通ってほしいと考えています。

ワーママとしては保育園に行ってほしい

「もう年中だし幼稚園でもいいのでは?!」という考えもあるんですが、

幼稚園は始まる時間が遅いんですよねー…

お残り時間は児童発達支援に行くので終わる時間がはやいことは全く問題ないのですが、
始まる時間が遅いです。
幼稚園にもよりますがだいたい8:30~9:00くらいに登園するところが多いです。

私が今所属している部署は営業なので、たまに早く出勤するときがあります。
そのときにどうにもできないんですよね。
今後、子供たちや自分の将来を考えると私はできるだけ働き続けたいです。

なので、わが家の事情的に幼稚園は難しく保育園に行ってほしいと思っています。

さいごに

今回は自閉っ子ミスケの転園体験談をお話ししていきました。

  • クラスのお友達とどこまで一緒に行動できているか
  • 人を叩くなどの他害の有無
  • 加配の先生を望むかどうか   など

上記のようにその子の特性や親の考えによって
転園のしやすさは大きく変わってくると思います。

加えて、住んでいるエリアの状況によってもかなり変わってくると思います。

ミスケの事例については一つの事例として参考にしていただければ幸いです!

 

 

 

 

 

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