『赤ちゃん返り』ってよく聞きますよね。
2人目以降の妊娠・出産時には心配になってしまうママも多いんじゃないでしょうか。
発達ゆっくりさんを育てているパパ・ママは特に心配になりますよね。
わが家の自閉っ子ミスケは新しい環境がとても苦手な子。
新しい学年に上がるときは最低2ヶ月は不安定になり夜泣き・癇癪の頻度がかなり多い。
また、引っ越しをしたときにもなれるのに2ヶ月かかりました。
今の状況から赤ちゃん返りするなんてどうなっちゃうんだろう…とかなり心配していました。
ただ、実際に次男が生まれると予想に大きく反する結果となりました。
最初に結論をいうと、うちの自閉っ子ミスケは
まったく赤ちゃん返りしませんでした
今回は発達ゆっくりさん(自閉っ子)のミスケが赤ちゃん返りをしなかった理由を母なりの見解でお話ししていきます。
家・保育園・デイサービスでの様子についても先生にヒアリングした内容をお話ししています。
発達ゆっくりさんを育てているパパ・ママでこれから妊娠・出産を考えている、控えている方は是非ご参考の一つにしていただければ嬉しいです!
※うちの場合赤ちゃん返りはありませんでしたが、他のブログを読むと赤ちゃん返りしたお子さんもいるので一つの例として考えてくださいね。
なぜ赤ちゃん返りをしなかったか?母なりの見解
なぜ赤ちゃん返りしなかったのかを母目線での見解をお話ししていきたいと思います。
※なお、当時ミスケは4歳でしたが、二語文(ごはん 食べる)を話していたのでミスケ本人の気持ちを聞き出すことはできていません
- ミスケは単純にわたしの変化(妊娠)にたぶん全く気付いてなかった
- 里帰り出産をしなかった
- 寝てるだけの赤ちゃんがミスケ自身のペースを乱す存在ではなかった
- 手伝いに来てくれた大好きなおばあちゃんがメンタルサポートしてくれた
少しだけ内容について解説していきたいと思います。
1. ミスケは単純にわたしの変化(妊娠)にたぶん全く気付いてなかった
完全に勘ですが、ミスケはあんまり母であるわたしの変化に気づいてなかったんじゃないかと思っています。
わたし自身も「弟か妹ができるよ~」とはあんまり伝えていませんでした。
理由としては、ミスケの癇癪が結構ひどく、極力不安要素を与えなくなかったからです。
妊娠前に療育センターの先生に第2子についての相談をした際
「たぶんミスケくんの様子を見る限り、お母さんの妊娠に気づかず”いつの間にか赤ちゃんがいる!”というミスケは感じると思うよ~」
と言われました。
完全にそんな状態だったと思います。
2. 里帰り出産をしなかった
長男ミスケのときは里帰り出産をしましたが、次男たすけの出産時は里帰りをしませんでした。
(現在の家とわたしの実家は飛行機で行く距離です)
理由としては
出来るかぎり自閉っ子ミスケの環境を変えたくなかったから。
コロナ禍出の出産だったので、長い間合っていない祖父母と一緒に生活することは祖父母にとってもミスケにとっても難しい。
さらに、ほぼ初めましての実家にミスケが慣れるのは相当時間がかかる。
(わが家が引っ越しをしたときでさえ慣れるのに2ヶ月かかりました…)
以上のことから里帰り出産をせずに夫の母に来てもらいサポートを受けることにしました。
環境変化が非常に苦手なミスケ。
里帰りしなかったことで、ミスケの精神的な負担は相当和らいだと思います。
3. 寝てるだけの赤ちゃんがミスケ自身のペースを乱す存在ではなかった
うちの自閉っ子ミスケ自身にとって非常な重要なことは
自分のテリトリーやペースを乱されないこと
これが大切なのです。
例えば保育園で友達が近づいてきたとします。すると…
友達が来る⇒自分のおもちゃが取らられちゃうかもしれない⇒お友達を危険な存在と認識⇒お友達を叩く
こういう思考回路となり結局『お友達が近づいただけで叩く子』が完成されてしまうのですが…(汗)
わが家の自閉っ子ミスケにとって、出産を終えた小さな小さな赤ちゃんは
自分の足で近づいてくることもない・おもちゃも取られない⇒『自分にとって無害な存在』ということです。
よってミスケは自分のペースを乱されないため、いきなり家に来た赤ちゃんを受け入れることができたのです。
4. 手伝いに来てくれた大好きなおばあちゃんがメンタルサポートしてくれた
控えめにいって孫を溺愛しているおばあちゃん。
次男たすけの出産後、1ヶ月家に来てもらい産後のサポートをしてもらいました。
叱る役はもちろんわたしがしますので、おばあちゃんには徹底的にミスケを甘やかしてもらっていました。
一緒にお絵かきしたり、粘土をしたり、ミスケの大好物を作ってくれたり…
ミスケにとって大変楽しい時間だったんじゃないかと思います。
当時トイトレも実施中だったので、ミスケにとっても大変な時でしたがおばあちゃんがミスケの心のバランスを保ってくれる大切な存在だったのでしょう。
赤ちゃんを迎えたときのミスケの様子
家での様子
びっくりするほど平常心でした。
最初は赤ちゃんを見ても『あ、なんかいるわ』程度の反応でした。
触るとキャッ!!というリアクション。
※犬触った時とおなじ反応です(笑)
2ヶ月ほど経つと、次男たすけが泣いていると
と、教えてくれるようになりました。
ただ、自分から赤ちゃんに関わりたいという欲求もなさそうでした。
一方で、『パパ・ママをとられた』というマイナスな感情も抱いている感じはありませんでした。
産後でボロボロのわたしにとっては、ミスケが変わらないメンタルで過ごしてくれたのは大変助かりました。
保育園やデイサービスでの様子
保育園やデイサービスでものすごい赤ちゃん返りをしたという感じはありませんでした。
ただ、何か問題行動(先生を叩いたりするなど)を起こした場合、すべて『赤ちゃんがきたから…』と言われていました。
そんなとき、わたしは心の中でこうツッコんでいました。
単純にわたしが気にしてなかっただけかもしれません。
ただ、次男を出産したことで大きな変化があったということは保育園でもデイサービスでもありませんでした。
発達ゆっくりさんの赤ちゃん返りを心配されている方へ
結局産んでみないとわからない。心配し過ぎない
これを言っちゃうと元も子もないんですが(笑)
わが家の自閉っ子ミスケは不安が強く新しい環境が特に苦手なタイプ。
わたし自身赤ちゃん返りを相当心配していました。
赤ちゃんを叩いたらどうしよう…
癇癪が今以上にひどくなったらどうしよう…
ずっと考えていました。
その時、療育センターの先生から、このように言われました。
「赤ちゃん返りする子もいればしない子もいる。発達障害は関係ない。結局産んでみないと分からないよ」
次男たすけを産んで、本当にその通りだと思いました。
絶対に赤ちゃん返りをすると思っていた自閉っ子ミスケ。
一方で同時期に弟が生まれた友達の子供(4歳)はハイハイしてたらしい。
赤ちゃん返り=変化に気づけることなのかな、とも思いますし必ずしも赤ちゃん返りがダメなことでもないですよね。
しかも、結局産んでみないと分からない。
なので過度に心配しても意味がないと思いました。
子供が不安定になることを想定しておく程度で大丈夫。
人生に何度もあることじゃない出産をポジティブなイベントとして楽しんでほしいなと思います。
おわりに
今回はわが家の自閉っ子ミスケの赤ちゃん返りが全くなかったということについてお話ししていきました。
ネットで検索すると色々な情報があり、赤ちゃん返りでご苦労されたママの体験談がたくさん出てきますよね。
全く赤ちゃん返りをしなかった自閉っ子ミスケの様子を知っていただくことで、少しは気持ちが楽になるパパ・ママがいてくれたら嬉しいです!
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